虫歯を予防するためには、歯を正しく磨く必要があります。
まず、歯ブラシの持ち方ですが、過度な力が加わらないように、ペングリップという方法で磨くのが最も一般的です。
これは、文字通り鉛筆を握る時と同じように歯ブラシを持つ方法です。
一方、パームグリップという、手のひら全体を使って歯ブラシを握る方法もあるのですが、こちらは強い力がかかってしまうため、特定のケースでのみ使用します。
幼児や小児はこのパームグリップで歯ブラシを持ってしまうことが多いので、出来るだけ早い段階でペングリップに矯正してあげましょう。
なぜペングリップが望ましいかというと、力がかかり過ぎる磨き方だと、歯自体はもちろんのこと、その周りにある歯肉などにも傷をつけてしまうからです。
1日3回の歯磨きだったとしても、長年磨き続けていれば歯は摩耗します。
また、1日1回は10分程度の長い歯磨きを行って、口の中のプラークを完全に除去しましょう。